7ランドの研修を終えて・・・。
10月17、18、25、26日の4日間、7ラウンドに及ぶ上下水道局の人権研修が終わりました。かつてないことでしたが、やり切った感はあります。問題は、参加者がどのように聞き、受け止めてくれたかということです。
年3回行われている職場での人権研修ですが、部落問題がテーマに取り上げられることはそうあることではないと思います。その意味では、局の全職員の方がそうした研修を聞いていただく意味はちいさくはないと思います。
70分ほどの時間でしたが、事前のアンケートを見ると、やはり基礎的なことも話す必要があると思い、話が膨れすぎて散漫になったきらいもあるかもしれません。でも、話す側としては、この機会に「これだけは言っておきたい」ということになりますから、致し方ありません。
部落差別が今なお生きている現実社会に生きる者として、公の仕事に携わる者として、この問題を避けては通れませんし、いつ・どこで、向き合い方を問われることになるやもわかりません。その時に、話の一端を思い出していただけるようなことがあればいいなと思います。
そして、それぞれがこれまで生きてきた人生の中で培い、身に付けてきた部落問題に対する見方・考え方(部落問題観)を振り返り、見つめ直すきっかけの一つになったのであれば、これまたうれしいことです。
どうしたら部落差別をなくすことができるのか?この問いに対して、シンプルかつ断定的に答えることは不可能ですが、それを求め、明らかにする営みを止めないこと、これが肝心だと今、改めて思っています。(ささき)
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