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2017年12月 7日 (木)

夜間中学生

昨日は世人権大阪記念集会へ参加する前に

リバティおおさか(大阪人権博物館)で開催されている特別展「夜間中学生」を観に行った。

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リバティ手前の土地が更地になっていました。



15年ほど前に初めて読んだ「タカノマサオ」に衝撃を受けた。

戦争の悲惨さはわかったつもりでいた。

命が助かった人たちは、皆、無事に生きているんだと思っていた。

髙野さんは引揚で日本に到着するも、母親とはぐれてしまう。

5歳。娘と同じ年だ。

収容所から脱走し、スリ、かっぱらい、生きるためならなんでもした。

廃品回収業の朝鮮人のおじさんにかるたで「たかのまさお」と名前をつけてもらったという。


なんども警察に捕まり、名前を書けと言われても
字がわからないので書かないでいたら殴られた。

警察で「早く死ね」と言われたという。

自分の目の前で友人が刺されて死ぬのを目撃した。


そしてある日、夜間中学の存在を知り、文字を学ぶ喜びを知り、
憲法によって保障される学ぶ権利が奪われていた事実を知り、怒りも覚えた。


特別展「夜間中学生」は、
そんな髙野雅夫さんが夜間中学校を作ってほしいと全国を駆け巡る様子が展示されている。

戦争、貧困、病気、外国人であることが理由に学校に通えなかった人たちの
切実な思いが、詩や短歌などに、一文字一文字、込められていた。


数の問題ではない。


困っている人の数が多いから手立てを考えなければいけないのじゃなくて、

数が少なくても、困っている人がいるならば、その困難から救ってあげなければいけない。


昨今、権利として声をあげようものなら、
「わがままだ」とか、「特権だ」、「クレーマーだ」とか言われる。

奪われた権利を奪い返す。

その声をあげることが一体なぜ特権といわれるのだろうか。


髙野さんたちが闘って勝ち取ってきた教育の機会をめぐる運動は
すごいとしかいいようのない歴史が詰まっていた。


府庁や県庁への要請行動、個人宅への働きかけ
髙野さんの当時のスケジュールが記載されている展示などもあり、

「休養」と赤字で書かれていたのは、一ヶ月のうちたった一日だった。
時折、スタッフさんと思わしき男性が、「この展示はね」と説明してくださった。


おかげで「なるほど、」と、さらに想像を膨らませながら
展示物を見ることができた。


毎日毎日、髙野さんが通った夜間中学校に送った「わらじ通信」というハガキが展示されていた。

ものすごい量のハガキだ。

先生は毎日届くそのハガキを授業中に生徒さんたちに読んであげていたという。

そのハガキを捨てずに溜めていた先生が髙野さんに送り返してくれて

今回、展示されたそうだ。

当たり前と思われることが、当たり前のスタートラインにすら立てない人だっている。

子どもの貧困や、発達障害、ひきこもり、病気など、学びたくても学べない人は
時代が変われど、存在する。

そういう人たちを排除するのではなく、再び学びの場に立てるようにならなければいけない。

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