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2019年3月20日 (水)

「答申」の履行を求めて市に「申し入れ」

市の付属機関である「同和問題解決推進協議会」が「答申」を出して、まもなく1年になります。
この間の市の動き・対応をみると、「答申」をどのように受け止め、実行していこうとしているのかが、見えてきません。
このままでは、如何ともしがたいということで、協会として市に「申し入れ」を行いました。
これを受け止めていただき、しっかりした方針を示してほしいと思います。

 

 

 

 

豊中市長 長内 繁樹  さま

 

 

                                  2019年3月14日
一般財団法人とよなか人権文化まちづくり協会
理事長  中川 幾郎
同和問題解決推進協議会「答申」をふまえた同和行政の推進についての申し入れ

 

 

 

2019年度は、2018年3月26日に出された「答申」を具体的に実行していく初年度に当たりますが、まずは市として「答申」をどう受け止めるのかを内外に明らかにし、実効性あるプランを策定していく、といったことが行われると思っていたところです。

 

 

しかしながら、同和問題解決推進協議会で事務局(人権政策課)が出した資料を見ると、現場レベルで議論するような教材資料が出されているだけで、市として「答申」をどう位置付け、どうしていこうとしているのかは、全く伺うことができないものでした。

 

 

市長がどうしたらいいですかと諮問をし、協議会がそれに答えたわけですから、市長から何らかのリアクションあって然るべきだと思います。それが、こうした「教材」(資料)ということにはならないはずです。これは協議会で議論するレベルのものではないし、いきなり、こうした「教材」みたいなものを出してきたのはなぜなのか、これで何をしようとしたのかと思います。

 

 

2002年以降、同和行政は法定受託事務から自治事務に変わり、自治体の自己責任でやることになり、それを「やらなくてもいい」と解釈する自治体も出てきました。だから、やる必要があるかどうかという判断は、自治体の部落問題に関する調査と現状認識にかかってきます。部落差別がなくなったのならやめたらいいですが、その場合もなくなったという証拠を出す必要があります。あるという証明はできますが、なくなったという証明はできません。国もバックアップする「部落差別解消法」がある中で、「しない」という論理展開はできないはずです。

 

 

私たちは、市が「答申」をどう解釈したのか、どういうふうに読んだのか、これからどうしていこうと考えているのかということをぜひ知りたいし、聞かせていただきたいと思います。その上でどうしていこうかという具体の話になるはずです。

 

 

1998年8月10日策定の同和行政基本方針が「まだ生きています」というのであれば、「答申」との今日的なズレ・差異をきちっと点検して、どこをどう変えたらいいのか、基本方針を現状に合わせて仕立て直すくらいの作業はしてもらわないといけないと思います。

 

 

蛇足ですが、豊中市においては部落差別の現象が見受けられなくなりましたと言い切れるならそうした方針も計画も作業も必要ありません。人権一般の基本方針がありますから。

 

 

この間の経緯からは、「答申」が棚ざらし乃至は絵に描いた餅になり、部落問題解決に向けた今日的な取り組みの好機をむざむざと逸するのではという危惧を感じます。「部落差別解消法」の施行と「答申」という願ってもない根拠と追い風があるわけですから、ここは正面から踏み込んでいくべきだと思います。

 

 

あくまでも啓発と教育についての「答申」を受けたというのであれば、まずは啓発と教育に絞った基本方針と基本計画は出すべきだと思います。

 

 

「答申」に対する考え方を明らかにすることは、必然的に「同和行政基本方針」の改訂と新たな計画の策定につながるはずです。部落問題の解決に向けて、私たちと豊中市はともに知恵を絞り、汗をかき、ここまで進んできましたが、その歩みをより確かなものにし、新たな次元での取り組みを準備していきたいと考えています。

 

 

 

以上、豊中市としての見解と対応を明らかにしていただくよう申し入れますので、よろしくお願いいたします。

 

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